代表者挨拶

ご挨拶
       
当団体は東日本大震災後、主に南三陸町での瓦礫撤去活動、漁業支援活動などに従事して参りました。     

その活動はあくまでも現地の方々のお役に立つ事を最大の目的とし、団体のポリシーとして活動資金の全てを

代表理事の私費にてまかなってきました。       
様々な活動を通して、有難い事に多くの方に感謝され、喜ばしい出会いがあり、とても充実した日々を送らせて頂きました。       
しかし、3月11日から時が経つにつれ現地のニーズは刻一刻と変わり、2014年度内で宮城県の多くのボランティアセンターは移転・縮小となりました。       

現在では町の人口流出、会社や店の廃業や工場移転によって経済的損害を被った為、       
産業支援のニーズが急激に高まっている状況です。       
そこで私たちは新しいニーズに応える為、産業振興活動に移行する事を決意し、南三陸町発の食品商社を起業致しました。       
今後はボランティアとしてではなくパートナーとして南三陸の魅力を東京や世界の皆様にPRし、       
多くの方々に応援して頂ける事を目標としております。       
これまでの活動を通して痛感しましたのは、私たちは自然に対しては無力でありとても小さな力しか持ち合わせていないという事です。  

それでも私たちはただ涙して立ちどまっている訳にはいきません。     
今後も亡くなった方々の思いを胸に刻み、30年後の南三陸の未来が輝かしいものになるよう、日々精進していく所存です。     

そしてこれからも現地の方々の心にに寄り添い、共に歩んでいきたいと思います。
少しでも私たちの信念と魂をご理解頂き、賛同頂けると幸いです。       
       
2015年1月13日       
「子どもの心に太陽を」プロジェクト実行委員会 代表理事       
歌津商店株式会社 代表取締役       
古橋猛志